沿革

れい明の里の誕生

 
シンボルマーク
「れい明の里」とは、社会福祉法人古平福祉会の活動拠点である古平町大字歌棄町204番地及び203番地周辺をいい、知的障害者援護施設の事業開始が1981年の国際障害者年と機を一にしたことから、障がい当事者とともに「完全参加と平等」がテーマであったノーマライゼーション理念の実践に取り組み、その活動の中から、旧態の施設生活から地域生活への移行と、新しい福祉の時代への拠点に相応しい名称として「れい明の里」が生まれ、「愛・誠・奉仕」の三信条を掲げ実践し今日に至っています。

 

知的障害者援護施設創設の起こり

 
いこいの家 屋上より

いこいの家 屋上より

古平町の新鮮な魚介類を共同購入の形式で消費者である組合員に直接届ける、店舗を持たない「生活クラブ生活協同組合連合」(都内に連合本部)が、歌棄(うたすつ)の高台に、安全な肉牛を育成する目的で牧場を開きました。牧夫としての働き場を障がい者にも提供したのがきっかけで、知的障害者更生施設「共働の家」が創設されています。

施設建設に当たっては、当時の生活クラブ生協組合員個人有志のカンパ金により、現在の広大な歌棄町204番地の山林を購入、共働の家本館を新築し、設立なった社会福祉法人古平福祉会へ寄贈されました。

施設誘致の古平町から施設建築資金の一部と、その後の町道及び上水道等整備に関する支援があり、当時の役職員の尽力により今日に至っています。

 

地域生活への移行

 
共働の家開設当初の地域住民の意識は必ずしも障がい者福祉に対する理解は高くなく、
主たる地場産業の水産食品加工作業の実習参加を通じ啓蒙を計りながら雇用へと繋げてきました。
諸事情から離職を余儀なくされた人たちには職場再挑戦の他、通所型の日中活動に参加できる授産施設等が
整備されてきました。


(1)雇用先(平成23年4月1日調)
水産加工食品造船工場製箱工場浄化センター仕出屋福祉施設
18件
(63人)
1件
(1人)
2件
(9人)
1件
(3人)
1件
(1人)
6件
(30人)
29件
(107人)


※就労継続A型20人含む


(2)日中活動施設(平成23年4月1日調)

共働の家きょうどうみっくすベジタ
生活介護 76人
自立訓練 6人
就労継続B型 76人
就労移行支援 6人
就労継続A型 20人
就労継続B型 55人
227人

 
上記1、2に心身の状態から参加困難者には、次のデイサービス事業による生活支援が受けられます。
 
●地域活動支援センター(Ⅱ型)事業 ~ 古平町委託事業(1日15名以上)

●児童デイサービス事業(1日10名)

●老人デイサービス等事業 ~ 介護保険制度(1日10名)

 

地域生活者の住まい(介護保険事業含む)

 
入所利用型生活訓練施設(共働の家 定員50名)から地域移行者の住まいの現状は次のとおりです。

(平成23年 10月1日調)
生活寮自宅等自宅等ルピナスの家
(ケアホーム)
グループホーム
ケアホーム
風花
(夕凪・朝凪)
8寮
(68名)
9件
(9名)
2件
(4名)
1寮
(12名)
29寮
(190名)
2寮
(18名)
50件
(301名)


※利用者中 夫婦支援 42組

グループホーム等以外の共同生活住居(生活寮)は利用者負担が中心で一部の公的費用の援助しかありません。(生活寮は法人の独自事業です。)

 

れい明の里の歩み

 
設立から30年以上にわたるれい明の里の歩みはこちらからご覧いただけます。