共働の家

1980年度生活クラブ生活協同組合有志のカンパ資金
北海道共同募金会・財団法人中央競馬馬主社会福祉財団
※改修・備品等

開設30周年を期に重度・高齢者に手厚い施設へ大規模改修工事完了!
 
現在の共働の家は、数回の定員増の為の増改築や雪害・劣化の修繕など、必要に迫られた改修を経てきた建物で、もともと複雑な地形や厳しい自然環境のなかに建てられたこともあり建物全体に相当な傷みが出ています。
 
本会では、障害者自立支援法の施行と同時に新体系に移行し、「共働の家」は「施設を必要とする人たち」の生活介護が主体の施設形態に変わりました。施設設備は古いままですので、現在の基準では日常の生活や支援に一部不十分な状況も出てきています。
 
これを機会に地域生活から戻ってくる障害者や長期利用者の、高齢化と身体機能の低下した状態像に適合した施設環境(バリアフリー化)と充実した設備を備え、現行の耐震基準をクリアした安心安全な施設に変更すべく大規模改修計画を立案しました。

共働の家 大規模改修工事
【改修目的】
  1. 建築後30年を経た既設建物の躯体保護と耐震補強ほ施すとともに、現在の使用に適応した館内の大規模改修を行い、利用者の安全・快適が保護され、断熱などの効率のよい施設化を図る。
  2. 障害者自立支援法の趣旨に沿った障害者の自立した地域生活移行を促進し、入所定員66名から50名の減員を果たし、より入所支援施設を必要とする利用者像に適合した施設化を図る。
  3. 加齢により身体機能が減衰した障害高齢者がさらに心身の障害が重症化して、身体介助や常時の見守りなど必要になる利用者像に適応する施設の整備と生活環境のバリアフリー化を果たす。(高齢・重症化対応型障害者入所支援施設)
  4. 利用者像による多様な生活ゾーンの区分と、ユニット化・個人の尊重とプライベートな生活空間を保障する。

共働の家 放射線防護対策工事
【改修目的】
    この度、北海道原子力災害対策事業(共働の家放射線防護対策事業)補助金を頂き、令和元年に基本設計、令和2年度に本体建物の陽圧化工事、フィルター棟新築工事の着工をし、令和3年2月26日に完成引渡しを受けました。今回は施設本体建物コンクリート造部分(放射線の侵入を防ぐことができる。)について密閉率を高める改造を施工し、そのうえで、新設のフィルター棟(停電時における発電機設置)で放能のゴミ等をフィルターで除去し、きれいになった空気を圧縮して本体へ送り込み施設内部の陽圧率を高めることにより、わずかな隙間からの放射能の侵入を防ぐことが出来ます。今回の補助事業を受けて自然災害等によりれい明の里地区が孤立化してしまった場合は非常用発電機が3日間稼働することと、生活に必要な水・非常食等が3日間分確保されているので、非常時において緊急避難が難しい利用者さん達は、まず施設で待機していただき救助を待つことができるようになりました。
    尚、有事の際の収容人数については、「共働の家」入所者50名の他、れい明の里地区住民のうちの88名が収容可能となりました。
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施設・事業所概要

所在地 北海道古平郡古平町大字歌棄町204番地9 【交通アクセス】
TEL (0135)42-4500
FAX (0135)42-4501
種類

[平成18年10月1日 旧知的障害者更生施設より移行]
指定生活介護、指定短期入所事業、指定障害者支援施設事業

開設年月 1981年8月1日
定員 ◆指定障がい支援施設事業 : 50名
◆指定生活介護事業 : 50名
◆指定短期入所事業  : 2名
職員体制 管理者、サービス管理責任者、生活支援員、支援員、その他の職員、看護師、栄養士、調理員、医師
職員保有資格 社会福祉士、介護福祉士、社会福祉主事、福祉施設士、保育士、準看護師、栄養士・管理栄養士、調理師
居室
主な設備 食堂、作業室、機能訓練室、相談室兼談話室、浴室、医務室、静養室、トイレ、洗面所
  

運営方針

施設利用者の意思及び人格を尊重し、常に利用者の立場に立ってサービスを提供し、地域や家庭との結びつきを重視した運営を行い、市町村や居宅生活支援事業者、他の知的障害者支援施設、又その他の保健医療サービス並びに福祉サービス提供者との密接な連携に努め利用者のより良い環境づくりを施設運営の基本方針とする。
 

施設の目的

指定害者
支援施設事業

生活介護又は自立訓練の対象者に対し、日中活動と合わせて、夜間等における入浴、排泄又は食事の介護等を提供することを目的として、障害者施設において、必要な介護、支援を行うことを目的とする。

指定生活介護事業 障害者が自立した日常生活または社会生活を営むことができるよう支援するため、事業所通所により入浴、給食、介護サービスや訓練、創作活動等を行い、心のリフレッシュを図る共に自らの精神的パワーを向上できるための支援を行うことを目的とする。
指定短期入所事業

障害者が居宅においてその介護を行う者の疾病その他の理由により、障害者支援施設その他の施設へ短期間の入所を必要とする障害者等に対し、入浴、排泄又は食事等の介護や日常生活上の支援を行うことを目的とする。

 

サービス内容

日中活動の支援

食事、排泄、入浴睡眠着脱衣整容(歯磨き・洗面含む)移動など日常生活の必要な支援をいたします。

相談・援助

利用者及びその家族からの相談についても可能な限り誠意を持って応じ、必要な援助を行うように努めます。

日中活動の内容

【日中活動】
月曜日~金曜日
午前 9:30~11:30と、午後 1:30~4:30
        
【余暇活動支援】
平日(月~金)は夕食後からの時間帯
週末(土曜日)昼食後、(日曜日)午前・午後の時間帯

保健医療サービス 利用者の健康に注意するとともに、健康保持のために適切な措置を講じます。
社会生活支援 利用者とのコミュニケーション、自己管理(金銭・安全・健康・生活)、情報提供など地域生活移行のための支援、退所時の援助もいたします。

・事故と損害賠償の対応、非常災害時の対策もいたしております。