まりんはうすふるびら

 

日本財団 2009年度日本財団助成金による

※平成21年度(平成22年度実施)
北海道共同募金会配分金助成事業により転落防止柵設置

丸紅基金助成により設置された食券販売機

長年愛されてきたドライブイン「古平観光もがみ」が就労継続支援の新たな活動場に生まれ変わりました

 

古平町の玄関口に面し、海水浴場に隣接している「古平観光もがみ」は札幌オリンピックの頃より37年間、町民をはじめ、多くの海水浴客、観光客等に親しまれてきました。しかし、経営者のご病気とともに、惜しまれながらも2008年の夏に廃業となっていました。

 

古平福祉会はかねてより障害者雇用や給食の委託などでお世話になっていた元経営者や地域の人々の希望や声を受け、土地、建物を取得し、長年愛されてきたこの店舗を再生し、障害者の就労継続支援の新たな活動の場と地域の多様な福祉ニーズに応える多機能な福祉サービスを実施する場を創り上げようと決意し、今回の改修計画を立ち上げました。

当法人は事業開始以来28年間に亘り継続して知的障害者等の就労を柱とした社会自立で地域移行を進めてきました。当事業にとって支援者の顔が見え、安心した生活ができることを目標に、利用者を生活者の視点から人生の節目節目を支える総合的な生活支援システムを創ってきました。

 

今回はこの一環として、利便性の高い廃業した「観光ドライブイン」(築37年)の敷地と建物を取得し、障害福祉サービス事業の多機能型事業所に再生の計画を立て、食堂や喫茶店、パン工房、海の家、観光売店、仕出し弁当、配食サービス、ファストフード、観光情報コーナー、観光トイレなど幅広く消費者ニーズに沿った新たな組み合わせの就労継続支援事業活動を行う店舗に改修しました。

 

また広義の福祉サービスとして住民ニーズに密着した「共生型サロン」を設け、2階を日中の児童(就労前幼児)や放課後児童・在宅高齢者や障害者らが安心して憩える場所と社会との交流機会が図れる場所として開放し、子育て支援・家族支援等、新たな担い手として日中の見守り支援が盛り込まれた「やさしい街づくり」の拠点となることを願い事業を進めてまいります。

 

 


改修整備に込めた具体的な目的
 
◎障害者自立支援法の新制度以降増えた在宅からの多様な利用希望に応えた受け皿づくり
◎現在利用の多くの利用者の就労参加(体験を含め)が可能となる仕組みづくり
◎現在利用者の工賃・給与支給額の段階的積み上げ(工賃倍増計画に沿って増額)
◎多様な当事者が「選択」でき、それぞれの能力が「活かされる」・「開発される」活動の場づくり
◎障害・老人・こどもがそれぞれに有用な「共生型の福祉拠点づくり」
◎地域の中で必要とされ、喜ばれる「ちいきのひろば」づくり
◎児童・成人・高齢などの違い、障害別や程度の違いからくる利用者へ配慮した事業所の設置

 
 

施設概要

所在地 北海道古平郡古平町大字歌棄町14番地 【交通アクセス】
TEL (0135)41-2820
FAX (0135)41-2821
種類 就労継続支援事業A型・B型、児童デイサービス・日中一時支援事業、短期入所事業(ショートステイ)
開設年月 2010年(平成22年)2月1日
目的
運営方針
定員
職員体制
職員保有資格
営業日
営業時間
主な設備
居室
 

サービス内容

食事処 「正直屋」

正直屋 小皿・小鉢のおかずを選んでもらう定食やカレー、丼物、麺類などを提供します。(地元の食材を使ったメニューも検討します。)
ファストフードのコーナーでは山中牧場の牛乳ソフトやフラッペ、たこ焼、たい焼きなど対面販売します。
認知症により自宅での自立した生活が困難となった方に、共同生活住居で可能な限り入居前の生活スタイルを尊重し家庭的で落ち着いた環境の中で自律した生活を送っていただけるよう支援します。具体的な支援としては、介護職員による食事・入浴・排泄等の生活支援や、看護師・OT・機能訓練指導員等による専門的なリハビリを含め、心身の機能の維持、生活相談、残存能力活用を図るための生きがい的活動(レクリェーション)・趣味や創作活動など手厚い自立生活支援をお手伝いします。
 

喫茶・パン工房 「ぱんパカぱん」

ぱんパカぱん 奥にパン工房があり、美味しい焼きたてパン、ドーナツ・クッキーなどを販売します。喫茶コーナーで出来立てを食べていただくこともできます
窓辺から間近に日本海を眺めながら休憩ができます。軽食・ドリンクのほかケーキやワッフルなどのセットも提供します。

古平町水産加工品販売コーナー 売店コーナー
古平町水産加工品販売コーナー 古平町水産加工協同組合・東しゃこたん漁業協同組合ほか、町内の加工場の協力をいただいて製品を販売します。 売店 スナック菓子・カップラーメン・駄菓子類や、夏季は海水浴向け用品の販売も行います。
 

地域共生型サロン(日中一時支援等)交流スペース「かざぐるま」

かざぐるま 2階「かざぐるま」は幼児や小学生、家庭介護の必要なお年寄りの日中の安心安全な居場所として活用していただけます。必要に応じては任意のショートステイ機能、入浴や一時的なお泊まりも可能な設備を整えています。れい明の里の住まい(GH等)で生活をしている利用者さんのご家族なども、これまで大変だった面会に訪れた際のお宿としてお使いいただけるようになります。
 

観光情報コーナー 「古平 i センター」

観光情報コーナー 古平 i センター 古平町観光協会からの委託で古平観光情報コーナーを設け、映像や展示物、パンフレットなどで、観光で訪れる方に古平町を紹介します。
また、後志管内の観光情報ネット<しりべしiセンター>と結ぶ、情報端末<古平iセンター>を置き、インターネットでいつでも後志管内などの観光情報を調べることができます
 

どなたにもご利用して頂けるコインシャワー・「さわやかトイレ」も完備

さわやかトイレ 「まりんはうす ふるびら」に隣接する歌棄海水浴場は、夏には大勢の海水浴客で賑わいます。最近ではシーズンオフも釣客やサーフィン客が訪れます。どなたでもご利用できるコインシャワーと観光トイレも完備しておりますので、海水浴やキャンプを楽しまれた時、お仕事の途中やドライブなどでお立ち寄りいただいた際など、お気軽にご利用いただけます。